笹団子の降る夜

読んだ漫画の感想を、自分勝手に書きます。

23. 僕だけがいない街

どうも〜社会人の笹です。めちゃくちゃお久しぶりです。


実は僕、社会人になったんです・・・マジで信じられません。マジで。


学生まではね、親の保護下に置かれていた感が確かにあったんですけど、今やお金を貰って責任を負う立場となってしまったんですよね。













最悪か!!!!!!!!!














ということで思わず叫んでしまったんですが、16年にも及ぶ僕の学生生活は終了してしまいました。


本当に、本当に素晴らしい友人が多く出来ました。その点はとても良かったと思います。


やっぱり理系に属していたこともあってか、僕の友達は、恥ずかしながら僕も含め、彼女がいないどころか童貞だったんですね。


そして社会人になり、また新たに同期という仲間が出来たのですが、ここで一つおかしなことが起きました。




何で皆彼女がいるんだ。




いやそれどころか「童貞だと思われるのはやだな〜w」みたいなね。マジかよと。てかこれ逆に、実は僕が童貞だってことが完全に周りにバレてて、暗に僕と同類だと思われるのに嫌悪感を示してるんじゃないかとすら思いましたからね。


大学からの彼女と結婚できたらなぁ。お前は?」とか言われてみてくださいよ。いや今まで彼女いたことすら無いのに「彼女?"今は"いないやw」っつってちょっと強がる感じとか出してたヤツをバカにしたりしてましたけど、何か今回のこれ、強がるとかじゃなくていや〜今はな〜!ってとりあえず言っちゃうんすよね。


僕?22年いねぇからw」とか言えないですから。逆に何か僕その場で、彼女22年いないのってひょっとしたら何かしらの病気なんじゃないかと思いましたから。


でもこの僕だけが(彼女)いない同期、その空白の存在がね、いずれ僕の宝物になるのかなって、そうあって欲しいなと期待します。


未来の自分、マジでお願いします。マジで。マジで頼むぞ!!!!!!!!!








そんな訳で今日はこちらの漫画!










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僕だけがいない街 / 三部けい(角川コミックス・エース)

オススメ度:★★★★★




あらすじ
うだつがあがらない漫画家・藤沼 悟(29)は、 「事件や事故をきっかけに、時間が巻き戻る」という不思議な現象をたびたび経験していた。
そんな彼は、母親が殺された事件が引き金となり、自らが小学5年生だった18年前の世界へとタイムリープしてしまう。
過去の世界で、連続誘拐殺人事件に巻き込まれた同級生・雛月加代を救うため、奔走する藤沼だったが・・・。




君はもう見たか!?アニメ、映画と幅広くメディアミックスされたこのシリーズ・・・どれか一つでも見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。


ただ、この僕だけがいない街は、アニメ、漫画、映画と、3つのメディアの結末が全て違うものとなっています。メディア化を勇み足し過ぎたんじゃね?とか思ってはいけませんよ(触れちゃいけなさそう)。


アニメや映画の感想について賛否あるとは思いますが、とりあえずここでは漫画の僕だけがいない街についてご紹介いたします。というか、アニメと映画はどちらも見てないので・・・。


1. タイトル

なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、よくよくこの漫画のタイトルを見てみてください。



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違和感不気味さを感じられませんか?


てかまあこれ、完全にTwitterで見た話の受け売りなんですけど、僕〜の辺りでは明朝体だったのが、〜街のところではゴシック体になってるんですよね。


これは「僕だけ」は明朝体、「ない街」はゴシック体、真ん中の「がい」は双方のmixになっていて、こうすることで違和感から恐怖を助長させてるようです(よく知らないけど)。


タイトルからこんなにも巧妙な仕掛けが・・・!?と、正直、素直に感動してしまいました。デザインって凄いですよね。五輪のエンブレムはよく分からないけど。

 


2. 小説を読んでいるような細かい表現

ストーリーに関してはおいおい触れるとして、というか触れるとほぼネタバレになって面白くないんで触れられないんですけど、おぉ・・・!と思えるような文章が、この漫画ではいくつも出てきます。



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・・・確かにアレですもんね、能年玲奈に会いたいわ〜って言い続けてると、まあいつかは会えんだよなって気がしてきますからね。冷静に考えると普通に無理なんだけどね。泣きたくなるわ。


結構文章の書き方というか、言い回しが独特な気がするんですよ。漫画って絵で表情とかを描き分けることが多いですけど、それにプラス独特の文章があると、「これどういうこと?」とはならず、ストーリーに自然に入っていけますよね。表情から考察するのも面白いですけど、これもとても分かりやすくて良い。


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悲しい嘘をつく・・・なんてね、さっきの「"今は"彼女いないな〜!」もよっぽど悲しい嘘なんですけど、ベクトルと量が違いますからね。



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これもね、いや僕も謝られたら「僕の運命は僕のものだ」とか言おっかな・・・カッコイイな・・・と思いますよね。



3. 未来と過去を行ったり来たり

主人公は少し前の過去に戻り、事故や事件を修正することができる"リバイバル"という力が何故か備わっており、子どもの頃に起きた殺人事件で殺された女の子のことを思い出し、色々あって何と子どもの頃にまで戻って事件を解決することになります。その事件がまたかなり入り組んでいるんですけどね。


見た目は子ども、頭脳は大人、コナン君なん?って感じですけど、今回は大人のままの意思が過去に飛んだということになります。同級生ももちろん小学生です。



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自分の意思でタイムリープはできず、リバイバルの本質についても最後まで謎のままですが、未来と過去を行き帰りし、事件を解決するミステリー小説のような、それにプラスされた怒涛の展開には、読んでいるとドキドキが止まりません。


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大人になったり子どもになったりと、時代を跨った事件に挑む主人公の活躍と、その心の変化は、とても面白く、また少し怖く、ドキドキします。


まさか・・・!?がいくつも起きる急展開だらけの物語で、アニメと映画の結末がどうなったかは分かりませんが、漫画の終わり方は僕はとても好きです。



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ミステリ漫画だけど、ミステリ小説のような文章と、その急展開を是非楽しんでください。


全8巻で完結ですので、買って損は無いと思いますよ。何回でも読み返しちゃうので。













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小学生から人生やり直したい。


それではまた!