笹団子の降る夜

読んだ漫画の感想を、自分勝手に書きます。

26. 決してマネしないでください。

皆さんこんばんは!お久しぶり更新です。 

 

僕は今は社会人ですが理学部の出身で、工学部とも農学部とも違う、結構特殊な環境にいたなと今になってみると思います。

 

工学部や農学部、医学部は、同じ理系でも建築やら食品やら、病気を治すやらで"人の役に立つ科学"をやっています。

 

それに比べて理学部は簡単な例で言うならば「りんごが落ちるのは何で?」と、知ったところで別に生活上役に立たないようなことを学んでるんですよね。

 

 

俺は何をしてたんやろ、と。

 

 

就職活動では何の装備もつけず木刀で戦いに挑んでいるような連中、それが僕らになります。ほとんど哲学を学んでるようなもんですからね・・・。

 

教授はともかく学生も、何でそんな細かいことに意固地になって・・・ってくらい一辺倒に、夢中で意味の無いことを研究してるんです(それでも誰かにとっては大きな発見なのかもしれないけど)。

 

やっぱり皆好きだからやってるんですよ。意味が無くても良い、知りたいから、自分が思う"なぜ?""どうして?"を解明したいから夢中になれる、そのくらい科学が好きなんです。

 

だから最近、大学院に進学した同期たちからの話を聞くと「塩酸を飲んでみた」やら「メダカの遺伝子配列をイジった」やら、「自分の精子を顕微鏡で観察した」やら━━━アレやっぱ俺のいた環境っておかしかったのかな。

 

 

昔の科学者、ハインリヒ・ヘルツは周波数の単位[Hz]にもなった有名な人物で、電波通信機を開発した人でもあります。

 

電波通信機を開発した当初は、全然役に立たねーなと周りからも言われ、自分でも「全然役に立たねーもん作っちゃったw」と言っていました。

 

それがどうでしょう、今ではその電波通信が世界中を飛び回り、人と人とを繋げています。

 

全然意味の無い、役に立たないと思われていたものが、のちに人の生活に大きな影響を与えることもあるかもしれない。そう考えるととてもロマンチックなことのように思えますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、今回紹介するのはこちらの漫画です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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決してマネしないでください。/ 蛇蔵(モーニングKCコミックス)  

 

オススメ度:★★★★★

 

蛇蔵先生の決してマネしないでください。です!

 

 

 あらすじ

「大人が読める学習マンガ」!! 理系大学を舞台に、今日も最高の頭脳を使った、最高におバカな実験が繰り広げられる。例えば、「スタントマンが燃えても平気な理由を検証する」「切れた蛍光灯をともす」「フライドチキンで骨格標本を作る」「2月が28日しかない理由を調べる」などなど。(モーニングKC公式サイトより)

 

理系男子・女子必見の漫画です!文系の人でも「科学の力ってすごいやん!」となれる漫画だと思います。連載が終了したら苦情が殺到したってのも凄い・・・。

 

 


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・・・・・・。

 

やっぱ文系の人だと難しいかもしれない。

 

 

1. すげーぞ科学者達!

 この漫画では沢山の科学者が紹介されます。歴史上の科学者って理科の教科書とかで見るくらいで、歴史の教科書には出てこないし誰が何したんだかって感じですよね。

 

例えば

 


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 ダーウィンよりも早く進化論を見つけていたとされ、「ジキルとハイド」「ドリトル先生」のモデルにもなったジョン・ハンター(自然治癒も提唱した)や。

 


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エジソンよりもすごい?現代では欠かせない交流電流を発見したニコラ・テスラ(頭はおかしい)

 


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"手を洗う"ことが予防に繋がると提唱したセンメルヴェイス・イグナーツ(叩かれすぎて後に精神病棟に突っ込まれた)

 


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"それでも地球は回っている"という言葉や、ピサの斜塔から軽い玉と金属玉を同時に落とした例が実は全部弟子の作り話だったことで有名なガリレオ・ガリレイ

 

 などなど、様々な偉人がはっちゃけたエピソードや、その発明や発見とともに紹介されます。大体は変人でとんでもない行動をしていたり、そんな人の発明が生活のこんな所に活きてるのか!と分かったり面白いです。

 


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アインシュタイン相対性理論ボーア量子力学の違いも非常に分かりやすいです!難しい話なのに・・・これは凄い・・・!理系は垂涎する説明力かも。


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他にも電話の発明者であるグラハム・ベルの意外な人間関係等、色々な「そうなんだ!」が詰まっています。まさに大人の学習漫画

 

 

 

2. 理系学部の日常

文系の学部はどうしても「ウェーーーーーイwwwwwwwww」なイメージが先行します。まあこれも偏見なんだろうけど。

 

理系と言えばやっぱり"暗い"という感じでしょうか。

 

 

 


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まあそれは大体合ってます

 

画像は雷が光ってから音が鳴るまでの時間で、雷が落ちた大体の距離を推測するというものですが、そういう会話は実際日常的です。「あるあるw」と僕は思ってしまいますね・・・。

 

 もちろん変人も多くてトイレで鼻歌を歌い手拍子をしながらう〇こするような人もいますし、チェックシャツが多いイメージかも知れませんが本当にそうですし、格好がほぼ皆同じなので学部棟内ではたまに「影分身の術かな?」というような場に直面してました。

 


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 おまけに彼女いない人も多いので、さすがにクリスマスにニュートンを祝ってるようなヤバいヤツはいなかったんですけど、それ以前に彼女ができるということ事態「何か得があるの?」という感じの人が多い気がします。というかほとんど考えないですよね。この場合イケメンや美女は除きますが、チェックシャツ分身の皆さんは安定でした。

 

こういう理学部あるあるや、理系の便利な知識等々、色々詰まってて理系じゃなかった人も「へぇ〜!」と思えるかも知れません。

 


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ちなみにキムタオルの匂いは結構好きでした。

 

 

3.科学の力ってすげー!

科学ってそんな事までできんの!?というような技術革新にも驚きます。

 

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例えばスティモシーバーは脳にチップを埋め込んで人の脳を操作できる(とされる)装置で、もうこれだけでも驚きですが、これが1960年代で到達していた技術って・・・凄くないですか?

 

今はこの技術も脳波の測定など医療で役立ってますが、本気出したらどうなっちゃうのという感じです。

 
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他にも科学を他作品のパロディを交えて分かりやすく説明してくれたり(意外にもて王サーガ並にパロディが多い)

 
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 生活上役に立つような豆知識まで教えてくれます。思わずやってみたくなる・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、科学ってすげーんだぞと、そして大人になって初めて科学の面白さがわかると、いうような漫画の紹介でしたが・・・いかがでしょうか?

 

毎度言うように文系出身の人でも読んでみると面白いかな?とは思います。少し難しい話もあるので「???」となることもあるかもしれないですが・・・ただし理系出身者は必ず読んでください。

 

 

 

 


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これから理学部に入学しようとしている高校生の皆さんは、科学が好きだという心を忘れずに、高いモチベーションで勉強に励んでくださいね!

 

 

それではまた!